京都で変な虫（？）を見た事。

生まれて初めて社員旅行というものに参加して、京都に日帰り旅行に行ってきました。
行先は京都水族館。
町中にあるので少し小さめですがイルカショーがある水族館です。
オオサンショウウオをおしているらしく、土産物売り場にオオサンショウウオグッズがたくさんありました。
私は水族館にいる魚の中では、クラゲの次に、アマゴとかアユとかヤマメとか川魚が好きなのですが、オオサンショウウオと同じ水槽にいたので、もしかしてこいつらエサだったりするのかな…と思ったり、そういえば海遊館のアマゴもコツメカワウソと同じ水槽に入ってたな。そして捕食されてたな。と思い出したりしました。
・・・。
エサ…なのかな？

さて、今回は水族館の話ではなく、水族館のある公園の石畳の上で見た変な虫（？）の話です。
京都水族館とバス駐車場の間にはけっこう距離があり、サイドに花が植えられたきれいな石畳の歩道になっていて、いろいろ屋台があったりしたのですが、水族館に行く人間や、屋台や公園に来た人で結構な人通りがある歩道の真ん中に、何か動いてるひもがいました。
長さは２０センチほどで幅は3～4ミリぐらい。色は黒く、先端は細くなっていました。
それが何か動いてた。
ひもかと思ったのですが、何かずっと動いてた。
干からびたミミズかとも思ったのですが、動いてるし、黒いし。
そこは丁度通路の幅が広くなっている所で、どの方向を見ても土のある地面からは５メートル以上離れてるし。
なぜこんな通路の真ん中に動くひもが…
というか、これ何？生き物？大阪では見たことないけど周りの人が割と無反応（近くに立ってた警備員っぽい人は笑って指差したりしてたけど通行人はほぼ無視）だったので、私が知らないだけでメジャーな生き物だったりするのだろうか？それとも生き物じゃないのだろうか？
このまま放っておいたら干からびるか通行人に踏まれてしまうだろうけど、私は知らない生き物は怖くて触れません。
すまない、ひも。と思いつつ横を見ると、そんな通路の真ん中に、ハラビロカマキリがいました。
どうしてこんな草地から離れた所にわざわざ来るんだ虫。
じっとして動かないが、見たところまだ踏まれてはいない様子だったので、脇にどけることに。
私の経験では、カマキリは手に乗せるだけなら鎌で攻撃してこない。
前に手を出して後ろから少し押してやれば手に乗ってくるので、歩いて別の場所に行こうとするたび、別の手を先に出し、両手の上を交互に歩かせてやれば安全に運ぶことが出来る、はずでした。
京都で会ったこのカマキリは、前に手を出すと、手に飛びかかってきて指に鎌を立て、かみついてきました。
…ちょっとびっくりした。
対して痛くもなかったので、かませたまま脇の木まで運んだのですが、運ぶ間ずっとかんでるし…
木の上に連れて来た途端、かむのやめて枝の中に逃げ込んで姿隠してたんですが…
瞬時に逃げる知能があるのに、歯が立ちもしない人間の指と戦ってたハラビロカマキリ。
後で見たら指の皮に、針でひっかけた程度の小さなめくれが出来てたけどその程度の攻撃力で指食おうとしてたハラビロカマキリ。
結局、賢いのか馬鹿なのか腹減りだったのか混乱してたのか最近のカマキリは攻撃的なのかよく解らないが、私が子供だったころには見たことのない行動をするカマキリでした。
ところで、京都近辺に生息していると思われる動く黒いひもってメジャーな生き物なのだろうか？
誰か知りませんか？